たばた裕明の活動報告

たばた裕明の取り組みや思いをお伝えいたします

活動報告

永田町通信 第60号

2019.01.23 up

~通常国会が1月28日から始まります~
                                               平成31年1月23日
 年明けから富山市内での各種新年会や町内会総会等に顔出ししながら慌ただしい毎日を過ごしています。去る1月12日(土)には恒例の連合後援会主催の「新春の集い」を開催していただき、1年のスタートを切ったところです。ご参加下さった皆様、ありがとうございました。平成の御代も4月末まで。平成の30年間を振り返り、平成の先の時代をしっかり担う気持ちで職務に邁進する1年としたいと思います。
 
 さて、1月14日~17日にかけてカンボジアの第二の都市シュムリアップへ出張いたしました。
第27回アジア・太平洋議員フォーラム(以下 APPF)に衆議院から派遣されての出張です。加盟20ヶ国の各国会議員が約150名ほど集まり①経済・貿易 ②朝鮮半島の非核化 ③防災対応
④雇用及び中小企業の金融アクセス向上及び職業訓練の促進など、アジア・太平洋地域の国々の議会人が連携して取り組むべき課題を議論する国際会議でした。

 中曽根康弘元総理が提唱して発足した会議体であり、伝統的に日本議員団が開催国と共にホスト的な役割を果たしています。日本議員団は柳本卓治参議院議員を団長に超党派の8名の派遣でした。
私は、主に職業訓練の促進について発言し途上国における職業訓練の進展を日本の経験を活かし貢献する旨を加盟国に伝えました。その他、韓国、中国、カナダ、ベトナム、オーストラリアの議員団と2国間会談を行い、それぞれお互いの立場を踏まえつつ議会人として各両国の発展や経済成長に資する意見交換を実施。特に韓国議員団とはレーザー照射事件の発足直後でもあり、ピリピリムードもありましたが、日本側は隣国として極めて大人の態度で対談に臨みました。
 
 一方、シュムリアップは、アンコール遺跡のある都市で日本人観光客も年間30万人程度訪れる都市です。30年1月に在シュムリアップ日本領事事務所が開設され、在住日本人や観光客の支援も手厚い体制が整った場所です。在住の日本人経営者との意見交換も開催し異国で活躍する日本人を激励しました。しかし当地でも観光客の入りこみ数のNO.1国は中国とのこと。インフラ投資も積極的とのこと。APPFでも決議案文に「一帯一路」の文字を入れる入れないで中国代表の野心的な発言が非常に大きいものがありました。国際社会での日本の存在感や影響力をどう波及させるか引き続き本腰入れて取り組まねばなりません。


 通常国会が1月28日から6月26日までの150日間に亘り開会されます。会期延長がなければ7月21日(日)が公職選挙法の規定により参議院選挙の投開票日となります。開会に先立ち厚生労働省における毎月勤労統計の実施が法令に則らず約15年に亘り不適切な調査が行われた問題が噴出しました。一度閣議決定をした予算を組み替える不祥事となっています。厚労省に対する第三者機関の監察調査が行われ報告書が提出されました。私は厚生労働部会長代理の立場で、政府には①事実の全貌解明、②不利益を被った国民への対応、③再発防止のための組織改革 
にしっかり取り組んで参ります。国会冒頭から野党の厳しい追及が予想されますが、与党としてもうやむやにすることなく厳しい姿勢で臨むことをお誓いしたいと思います。全数調査すべきを勝手な判断で抽出調査とした極めて初歩的な誤りであり、誰も統計に関わる職員が是正を言いだせなかったことに驚愕と落胆を感じざるをえません。