たばた裕明の活動報告

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活動報告

永田町通信 第55号

2018.07.22 up

~通常国会が閉会しました~
                                           平成30年7月22日
 連日の猛暑が続いています。皆さん水分補給と休息を上手にやりくりし体調を崩さぬようお気をつけ夏をお過ごし下さい。
 さて、西日本豪雨災害の復旧復興に政府挙げて全力で取り組んでいます。富山市では、富山市洪水ハザードマップ、富山市津波ハザードマップがしでに作成され公表されています。
国交省管理の神通川、常願寺川、熊野川など5河川が対象。富山県管理では、いたち川、白岩川など7河川が対象です。洪水時に想定される浸水状況や避難場所が記されています。富山市HPからも検索は容易です。日頃から住んでいる地域の災害リスクを知ることは大事なことです。御家族だんらんの際も、話題にしていただければと思います。


 さて、1月22日から始まった第196回通常国会が7月22日に閉会しました。厚生労働大臣政務官として初めて政府側として国会に臨みました。特に安倍総理が働き方改革国会と位置付けたのですから、加藤大臣先頭にチームワークで団結し法案提出、衆参の法案審議に臨む気概でスタートしました。労働基準法制定以来70年振りの大きな制度改革が含まれる法案であり、労政審の審議を経て法案としてまずは与党審査に臨んだのですが、経済成長への影響や中小企業の負担感への懸念、人手不足対策との優先度合いなど厳しい指摘を数多く受け、国会提出が当初より2ヶ月近く遅れたのでした。この間、関係者や与党有力議員への説明や、また野党合同ヒヤリングと称した会議に官僚が掛かりっきりとなり、中には体調を崩して病欠のものが出た次第でした。
 
 その後、いよいよ国会に働き方改革法案が提出されました。まずは予算委員会で野党から厳しく攻められたのでした。その中で、裁量労働制のデータにおける間違った比較分析が明るみになり、安倍総理の答弁を撤回し、ご承知のように法案から裁量労働制拡充の部分が削除されるに至りました。法案審議をお願いする立場に置いて参考資料のデータに説得力がなく正確さに欠けることは許されざることであります。今回のことを教訓としつつ、法案作成段階の重層的なチェック体制の在り方に関心を持って取り組まねばとも考えさせられました。なお、働き方改革法案は、6月29日に成立することができました。
 厚生労働委員会は、上記の法案中心に審議がなされ、衆議院厚生労働委員会だけでも37回開催され、合計の審議時間が154時間超えでした。回数、審議時間ともすべての委員会で最長でした。当然、参議院厚生労働委員会審議もあり、回数、時間とも衆議院をやや下回る回数が開かれました。  
また衆議院厚生労働委員会開催前日には必ず理事会が開かれており、政務官は理事会に出席し、理事各位からの質疑に厚労省を代表して答弁しなければなりません。私がそれを担当していたのです。
発言によっては野党が態度を硬化させることもあり、なかなか緊張感ある日々を過ごしたのでした。

 委員会答弁を含め、今国会中は少なくとも火曜日から金曜日は7時台から出勤し、17時過ぎまでひたすら厚生労働行政に関わって動いていたのでした。有意義かつ貴重な経験をした国会でした。


 この後、7月中はベトナム視察や厚労省での活動など引き続き慌ただしいスケジュールが控えています。なかなか、腰据えて地元での活動ができないのがもどかしいですが8月になりましたら、地元富山市をしっかり挨拶回りに伺いたいと考えるものです。