たばた裕明の活動報告

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活動報告

永田町通信 第81号 ~岸田総理 ウクライナ訪問~

2023.03.25 up

 まず、WBCにおける「侍ジャパン」野球日本代表の劇的な勝利、無敗での完全優勝を心から素直に喜びたいと思います。個々の選手が自己犠牲の精神のもと、チーム一丸となって勝利を目指した結果の優勝だと感じます。我々に勇気と感動を与えてくれました。ありがとうございました。
 
 さて、岸田総理は3月21日、電撃的にインドからポーランド経由で陸路、ウクライナを訪問しました。G7議長国として他の先進諸国と同様、ウクライナとの連帯とゆるぎない支援を表明するため英断を下しての訪問でした。我が国は三権分立のもと、国会と内閣、裁判所が相互に抑制し合いバランスを保っています。内閣総理大臣といえども国会の事前同意がないと海外渡航は認められません。今回、岸田総理は3月19日~21日までG20議長国であるインドのニューデリーを訪問し、モディ首相との首脳会談等を行うことを国会に届け出て許可を受け、19日夜に渡航されました。現在、国会において岸田総理が出席すべき審議は参議院予算委員会ですが、その予算委員会は与党ペースで審議が続いており「3月31日の年度末を見通した場合、27日の週の前半には予算が成立する」と予測されるほど審議スケジュールには十分な余裕がある状況でした。実際、3月中旬時点で私のもとには「与党は3月24日の参議院予算採決を目指している」との憶測情報が寄せられていたほどで、仮に当初の21日帰国ではなく、1~2日延びた渡航でも予算審議スケジュールへの悪影響はなかったと思われます。なお、22日は首相官邸でG7サミットに関する関係自治体首長を集めての会議がセットされており、あくまでも22日未明までには東京に戻るスケジュールを対外的には示していたのです。
 そういった背景のもと行われた岸田総理のインド外遊は、政府専用機で在京マスコミを大勢引き連れてのものでしたが同行取材のマスコミには全く知らせず、現地時間20日の深夜にはチャーター機で極秘裏に少人数でポーランドへと向かわれたのでした。私はこの秘密裡の外交を支持します。戦場でもあるウクライナを訪問するには安全上、当然のことだと思います。
 遡って3月16日には韓国のユン大統領を我が国に招いて両国首脳会談を実施し、極東アジアの安全保障環境の激変に共に対処する方針を確認し合いました。今後、両首脳によるシャトル外交を実施することも決定されました。岸田総理の外交姿勢にはひとつひとつ押さえどころを押さえた強い信念が感じられます。
 
 首都キーウでゼレンスキー大統領と会談した岸田総理は「日本の揺るぎない連帯を伝えたい。ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ。(以後省略)」と力強く語り、殺傷能力のない装備品やエネルギー分野の無償支援等を供与する考えも伝えました。私は今回の一連のウクライナ行きやそこで岸田総理が発したメッセージを、中国・ロシア首脳会談と同タイミングであったことなども含め強く支持します。岸田総理には和平に向けて日本国がなすべきことを、戦略的外交姿勢で推し進めていただきたく思います。G7広島サミットに向けた環境は整ったと評価します。今後の外交展開を皆さん注視してください。
 一方、国内では依然として物価高・エネルギー価格高騰による家計の負担が増え続けています。政府は3月24日に総額1.2兆円規模で追加の経済対策を決めました。エネルギー価格高騰への財政支援の実施、生活困窮子育て世帯等への現金給付も決めました。実態経済に寄り添った支援に努めます。
 
 最後に、3月31日より富山では県議会議員選挙が執行されます。自民党富山県連は35名の公認候補、1名の推薦候補を擁立し全員当選を目指します。その内、富山1区は現職6名、新人2名の計8名の候補者を擁立しました。同志の必勝に向けて私も全力で戦う覚悟です。
頑張ります!!
 
自由民主党厚生労働部会長